注文住宅を購入するまでの流れを徹底解説!新築一戸建てが完成するまでのステップを実例を交えて紹介します

  • 憧れの注文住宅を建てたいけれど、実際どのような流れで家を建てるのかわからない。
  • 注文住宅を建てるにあたって、必要な準備や所要期間が気になる。

こんな悩みをお持ちではありませんか?

注文住宅を建てるには、土地探しから完成まで通常2年以上かかります。この期間中、家づくりはどのように進み、何に注意すべきでしょうか。

本記事では、「もみの木ハウス・かごしま」さんの解説動画を参考に、新築一戸建ての注文住宅を建てるまでの流れを、実例を交えてご紹介します。

見学(建築会社を探す)

まずは展示場やモデルハウスを見学し、注文住宅を建てる建築会社を探しましょう。事前に資料請求をしておくと、より円滑に進められます。

特に、実際に人が住んでいる家を見学し、住んでいる方の感想を聞くことができると、より安心して建築会社を選べます。

一方で、現在住んでいる家の見学を許可しない会社や、営業担当者があまりに一方的に話し続けるような会社には注意が必要かもしれません。

 

予算の検討・住宅ローン

家を建てる建築会社が決まったら、まず予算を検討しましょう。家のプランを立てる前に予算を決めることが重要です。

予算より先にプランを立ててしまうと、最終的に予算オーバーになることがほとんどです。必ず総予算をしっかり決めてから、家のプランづくりに取り掛かりましょう。

同様に、住宅ローンの事前審査も早めに申し込んでおきましょう。

住宅ローンの承認状況が不明なまま家づくりを進めると、後から住宅ローンが通らなかったという場合、それまでの作業が無駄になる恐れがあります。このリスクを避けるためにも、事前審査は重要なステップです。

また、建築会社の担当者が必ずしも住宅ローンに精通しているとは限らないため、この点にも注意を払う必要があります。

 

敷地調査

敷地調査とは、その土地に安全に家を建てられるかどうかを確認する調査です。法的な側面と周辺環境の両方をチェックします。

動画内の実例では、一見道路に隣接していると思われた土地が、調査の結果、実際は道路との間に細い他人の土地が一筆入っていることが判明しました。このため、その土地は接道していないとみなされ、家を建てることができないことがわかりました。このような予想外の事態も起こり得るようです。

敷地調査には専門的な知識が必要になるため、必ず専門家に依頼しましょう。

 

予算内でのプランニング

予算の規模を前提に、家を建てるプランニングを進めていきます。

先述の通り、必ず予算を決めてからプランを立てることが重要です。

予算を決めずにプランを立てると、様々な要望を出しているうちに、気づかぬうちに大幅に予算をオーバーしてしまう恐れがあります。

自己資金 + 住宅ローン = 総予算

この「総予算」内に収まるように、プランを立てましょう。

予算を決めずにプランを立てると、結局支払えない金額になってしまい、プランの見直しが必要になることがあります。そのため、プランニングだけで半年以上かかってしまうケースも珍しくありません。

 

工事の予定

実際に着工する前に、工事の予定を立てます。

これは住宅会社によって異なりますが、一般的には先着順で着工していく形が多いようです。

工事の予定を立てる際に最も注意すべき点は、完成のタイミングです。

完成のタイミングは、補助金、住宅ローン控除、相続などの観点から重要です。例えば、家の完成時期によって利用できる住宅ローン控除が変わることがあります。

特に年をまたぐ可能性がある場合は、完成時期に関連する補助金、住宅ローン控除、相続などの諸条件に注意して工事の予定を立てましょう。

 

申請手続き・ショールーム確認・契約・住宅ローンの申し込み

工事の予定が決まったら、着工までに申請手続き(確認申請・長期優良住宅申請など)、ショールーム確認、契約、住宅ローンの申し込みという流れになります。

これらの手続きは専門的な知識が必要なため、基本的に専門家が対応します。安心して専門家にお任せしましょう。

この段階で、家を建てる側の主な役割は、ショールームでインテリアや設備を選ぶことです。キッチン、浴室、トイレの設備をはじめ、照明器具、家具、カーテン、床材、壁紙などを決定します。

しかし、例えばキッチン一つを選ぶにしても、多くのメーカーの製品を比較検討すると、数ヶ月もの時間がかかることがあります。

動画で紹介されているもみの木ハウス・かごしまさんのように、「弊社ではこのキッチンを採用しています」と明確に提案してくれる建築会社であれば、このステップにかかる時間を大幅に短縮できます。

 

着工

いよいよ工事に着工します。

工事開始に伴い、騒音などで近隣にご迷惑をおかけする可能性があります。事前にご近所への挨拶回りを忘れずに行いましょう。

 

地鎮祭

地鎮祭とは、新しい家を建てる土地の神様と、工事に関わる2柱の神様を降ろして、着工の挨拶と工事の安全、家の繁栄を祈願する儀式です。

通常、工事開始前に行われ、施主(家を建てる人)、工事関係者、神主さんなどが参加します。

地鎮祭に関するよくある失敗として、六曜(大安・友引・赤口・先勝・先負・仏滅)にこだわりすぎて、家族全員が参加できない日に地鎮祭を行ってしまうケースがあるようです。

神様に挨拶し、工事の安全と家の繁栄を祈願する地鎮祭は、できるだけ家族全員が集まれる日程で行うことも大切です。

 

上棟式

上棟式は、家の骨組みが完成した時点で行われる儀式です。屋根に棟木を載せ、建物の骨格が完成したことを祝います。

この儀式では、大工さんが屋根に上がり、工事の無事と家の繁栄を祈願します。また、餅まきなどの伝統的な行事が行われることもあります。

しかし、近年では上棟式を行わないケースも増えているようです。

上棟式には厄払いの意味合いがあり、また「この家に住むのはこの人たち」というお披露目の役割も果たします。

予算に無理のない範囲であれば、上棟式を行うことをおすすめします。

 

中間金の支払い

中間金とは、建築工事の途中で支払う金額のことです。具体的な支払いのタイミングや金額は、契約内容によって異なりますが、一般的に上棟時や内装工事開始時などの節目で支払われることが多いです。

例えば、もみの木ハウス・かごしまさんの場合、この中間金の支払いを前提に「完成保証」がついているそうです。これは、何らかの理由で建築が完了できなくなった場合に、グループ会社が工事を引き継いでくれるという保証です。

また、段階的な支払いにより、施主側の資金負担を分散できます。さらに、この方式は建築会社側の不正や過剰請求を防ぐ役割も果たします。

このように、中間金の支払いは施主と建築会社の双方に重要な意味を持ちます。施主の資金負担を軽減しつつ、建築会社の適切な工事遂行を促す仕組みとなっているのです。

これらの手続きについて、建築会社側がどの程度サポートしてくれるかを、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

照明器具・カーテン・外構等の打ち合わせ

照明器具、カーテン、外構などを決める打ち合わせは、一般的に非常に時間のかかるステップです。特にカーテンの選定には多くの時間を要することが多いようです。

家全体のコーディネートを考慮する必要があるため、施主が自由にカタログから選ぶよりも、プロのコーディネーターに基本的におまかせする方が、後悔することが少なくすみます。

 

建物登記の準備

建物(家)が完成すると、まず「表示登記」を行い、その後「保存登記」を行う必要があります。さらに、住宅ローンを利用している場合は、担保設定のための登記も必要となります。

これらの手続きには専門的な知識が必要なため、司法書士や土地家屋調査士などの専門家に依頼するのが賢明です。

また、このような手続きを自動的に専門家に依頼してくれる建築会社を選ぶことも重要です。

 

住宅ローンの契約・実行・お引き渡し

建物が完成したら「完了検査」が行われ、問題がなければ引き渡し前に施主立ち会いでの最終確認が実施されます。

引き渡し日には住宅ローンが実行され、建築代金の支払いと建物の登記が完了し、実際に入居可能な状態となります。

これらの一連の流れは、信頼できる建築会社であれば、基本的に問題なく進行します。

施主側が特に注意すべき点は、引き渡し日の選択です。

例えば、12月31日と1月1日では、固定資産税の発生タイミングが異なります。このような違いがあるため、年末年始に引き渡しが予定されている場合は、慎重に日程を検討する必要があります。

 

ここまで注文住宅を建てる流れについて説明してきましたが、これはあくまで一般的な例です。実際の詳細な進行は建築会社によって異なります。

検討中の建築会社が信頼できるかを判断する最も確実な方法は、その会社が建てた家を実際に見学し、住んでいる方々の声を直接聞くことです。

 

参考:竹下社長の快適家づくり通信 / もみの木ハウス・かごしま 公式

竹下社長の快適家づくり通信 / もみの木ハウス・かごしま 公式
はじめまして、もみの木ハウス・かごしま社長の竹下です。 「快適な家づくりをしたい」「家づくりで後悔や失敗をしたくない」と思っている方々へ、このチャンネルでは私が建築歴約40年間で培った知識やスキルを活かし、皆さんのお役に立てる情報を発信して...

 

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