由布市が移住者に宅地を無償譲渡!『風香る丘』の条件・申請方法と土地0円で家を建てる予算の考え方【2026年9月時点】
公開日:2026/09/05 更新日:2026/09/05

大分県由布市が、市外からの移住者に宅地を無償で譲渡する取り組みを始めています。庄内町に造成中の分譲地「風香る丘(仮称)」全12区画(約62〜77坪)が対象で、申請受付は2026年9月30日から11月30日まで。由布市の住宅地の地価から試算すると、約680万〜840万円相当の土地が土地代0円で手に入る計算になります。
ただし、対象は「若者夫婦世帯」または「子育て世帯」の移住者に限られ、応募多数の場合は抽選です。また、譲渡後は1年以内に住宅の建築に着手する必要があるため、「土地がタダでも、建物の計画とお金の準備はしっかり必要」な制度でもあります。
この記事では、制度の内容・条件・スケジュールと、土地0円で家を建てる場合の予算の考え方までをまとめました(内容は2026年9月時点の公表情報に基づきます。最新情報は必ず由布市の公式情報でご確認ください)。
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由布市の宅地無償譲渡とは?制度の概要
由布市の「若者定住住宅推進事業」は、定住人口を増やすため、若者・子育て世帯の移住者に市が造成した宅地を無償で譲渡する取り組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 宅地の名称 | 風香る丘(仮称) |
| 所在地 | 由布市庄内町大龍2707番地5 |
| 区画 | 全12区画・206〜256㎡(約62〜77坪)※工事後に多少変動の可能性あり |
| 費用 | 土地代0円(無償譲渡) |
| 申請受付 | 2026年9月30日〜11月30日(応募多数の場合は抽選) |
| 宅地完成予定 | 2027年2月ごろ |
| 問い合わせ | 由布市役所 庄内振興局地域振興課(097-582-1113) |
参考:由布市「若者定住住宅推進事業」案内(PDF)/由布市移住特設サイト
風香る丘はどんな場所?立地と子育て環境
風香る丘があるのは、由布市の南部・庄内町。温泉地として知られる湯布院とはエリアが異なり、大分市への通勤圏として暮らしやすい立地です。市の案内では次の環境が紹介されています。
- 最寄り駅(JR小野屋駅)まで徒歩約10分(約800m)
- 大分市まで車・電車で約40分(約20km)=大分市への通勤圏
- スーパー・コンビニまで車で4分以内
- 小学校まで約2.1km、中学校まで約2.4km。県立由布高校に隣接
- 分譲地内に子どもと遊べる「広場」やウォーキングコースを設置予定
また由布市は、おむつクーポン、保育料無償、給食費無償、高校生までの医療費無料といった子育て支援策を実施しており、子育て世帯の移住先としての環境づくりに力を入れています。
申し込みできる人の条件
公表されている申込資格は次のとおりです。
- 市外からの移住者であること:夫婦のどちらかが市外居住者。ただし直前6か月以内に由布市に住んでいた方は対象外
- 由布市に10年以上定住する意思があること
- 上記を満たしたうえで、①若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが満40歳未満)または②子育て世帯(15歳未満の同居親族がいる)のいずれかに当てはまること
このほかにも条件が定められているため、申請前に必ず由布市の公式ホームページ・窓口で募集要項をご確認ください。
スケジュールと知っておきたい注意点
- 申請受付:2026年9月30日〜11月30日。応募が多い区画は抽選になります(全12区画のため、申し込めば必ず取得できるものではありません)
- 仮譲渡契約後、1年以内に住宅建築への着手が必要です。当選してから家づくりをゼロから考え始めると時間的な余裕が少ないため、申請の検討と並行して住宅会社の情報収集を始めておくのが現実的です
- 宅地の完成は2027年2月ごろの予定です。入居までの住まい・仕事・学校の計画もあわせて考えておきましょう
- 無償なのは土地代です。建物の建築費のほか、登記などの諸費用・税金がどこまで自己負担になるかは、募集要項・市の窓口でご確認ください
土地0円のインパクト|でも「建物の予算」は必要
今回の無償譲渡がどのくらいの価値になるのか、由布市の地価から試算してみます。由布市の住宅地の公示地価は坪単価約10.9万円(2026年地価公示)。風香る丘の区画(約62〜77坪)に当てはめると、約680万〜840万円相当の土地が0円になる計算です。
参考:国土交通省「地価公示」(2026年)の住宅地データをもとにタテルヤ編集部が試算
一方で、家そのものの費用は必要です。住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2024年度)」によると、大分県の注文住宅の平均建設費は3,608.8万円(平均坪単価107.8万円)。つまりこの制度は「家づくりの総予算のうち、土地代の数百万円分が浮く」制度と考えるのが正確です。
浮いた土地代分を、建物の性能(断熱・耐震)に回す、延床にゆとりを持たせる、住宅ローンの借入を減らして月々の返済を軽くする——など、使い道を設計できるのがこの制度の本当のメリットといえます。
参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2024年度)」
併用できる可能性のある移住支援
由布市・大分県には、移住者向けの支援制度が別途あります。宅地無償譲渡と併用できるかどうかは制度ごとの要件によるため、申請前に窓口で確認してみてください。
- 由布市移住応援給付金:県外から由布市への移住者への給付金(基本額に子育て世帯・若年者世帯の加算あり)
- 移住支援金(国・県の制度):東京圏からの移住など、要件を満たす場合に支給される支援金
- 引越し支援・空き家改修など、その他の支援制度は由布市移住特設サイトの支援制度一覧で確認できます
1年以内の着工に向けて|住宅会社選びは早めに
この制度でいちばん見落としやすいのが、「仮譲渡契約後1年以内の建築着手」という時間の条件です。住宅会社選び・プラン打ち合わせ・建築確認までには通常数か月かかるため、当選してから会社を探し始めるのではなく、申請を検討する段階から情報収集を始めておくことをおすすめします。
タテルヤ大分の掲載会社のうち、由布市に対応する会社は16社あります(2026年9月時点・編集部集計)。由布市対応の工務店・ハウスメーカー一覧から探せるほか、気になる会社のカタログを取り寄せておけば、当選後すぐにプランの相談へ進めます。
由布市で家づくりを依頼できる工務店・ハウスメーカー
リブワーク
リブワークさんは、有名ブランドとタッグを組み高いデザイン性を追求したブランドコラボ住宅や、サステナブルな家づくりで豊かな暮らしを守る住宅を提供するハウスメーカー・住宅テック企業です。
「デザイン重視のお家が欲しい」「ベースを参考にしながら自分に合ったお家を造りたい」「たくさんの商品ラインナップの中から理想のお家を探したい」という方は、リブワークさんがおすすめです。
ベネッツ
「暮らしをたのしむ家づくり/暮らしをたくらむ家づくり」を掲げるベネッツさんは、見た目重視・価格重視だけではなく、構造・機能・便利さを兼ね備えたバランスのよい住まいを提供している工務店です。
「家づくりのプロ一級建築士と一緒にお家づくりに取り組みたい」「耐震・断熱・気密にこだわった快適に暮らせるお家を建てたい」「フルオーダー住宅か、セミオーダー住宅か悩んでいる」という方には、ベネッツさんがおすすめです。
国分ハウジング
鹿児島・宮崎・大分・熊本・佐賀で新築・注文住宅を手がける国分ハウジング。大分県では大分市花津留1丁目に店舗を構え、月々5万円から実現する新築注文住宅のマイホームを提供しています。
【FAQ】由布市の宅地無償譲渡でよくある質問
Q. 誰でも申し込めますか?
対象は市外からの移住者で、「夫婦のいずれかが40歳未満」または「15歳未満の同居親族がいる」世帯に限られます。10年以上定住する意思も要件です。このほかの条件は募集要項でご確認ください。
Q. 本当に無料で土地がもらえるのですか?
土地代は無償です。ただし応募多数の場合は抽選で、譲渡には定住や建築着手などの条件が伴います。登記などの諸費用や税金の扱いは、市の募集要項・窓口でご確認ください。
Q. 家を建てる会社は自由に選べますか?
公表資料では業者の指定は確認できませんが、建築に関する条件が定められている可能性があります。申請前に募集要項で確認したうえで、由布市エリアの施工に対応する会社から比較するのがおすすめです。
Q. 10年住めなくなった場合はどうなりますか?
「10年以上定住する意思」が要件のため、途中で転出した場合の取り扱い(返還・違約金など)が定められていると考えられます。重要な条件なので、契約前に必ず市へ確認してください。
Q. 抽選に外れたら移住はあきらめるしかないですか?
そんなことはありません。由布市には移住応援給付金などの支援制度があり、由布市内・大分県内には通常の分譲地・土地も流通しています。土地探しを含めて住宅会社に相談する方法もあります。
まとめ
由布市の宅地無償譲渡「風香る丘」は、約680万〜840万円相当の土地代が0円になる、移住・子育て世帯にとって大きなチャンスのある制度です。一方で、対象条件・抽選・10年定住・1年以内の建築着手といった条件が伴うため、「制度の確認」と「家づくりの準備」を同時に進めることが成功の鍵になります。
申請受付は2026年9月30日〜11月30日。まずは由布市の公式情報で最新の募集要項を確認し、あわせて由布市に対応する住宅会社の資料を取り寄せて、建物の予算とプランのイメージを固めていきましょう。
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