「アキュラホームの坪単価はいくらなの?」
「総費用などのくらいかかるのか知りたい」
アキュラホームでのマイホーム建築を考えている方のなかには、このような悩みを抱えている方もいるでしょう。
この記事では、2025年最新のアキュラホームの坪単価情報をもとに、「超空間の家」や「超断熱の家」など人気商品の価格帯をわかりやすく解説します。
また、平屋やZEH仕様住宅の費用感、坪単価に含まれない諸費用、他社との価格比較まで幅広くお伝えします。最後まで読めば、家族に合った無理のない予算で、理想の家づくりを進めるヒントが見つかるでしょう。
アキュラホームの平均坪単価は約71.3万円
アキュラホームの平均坪単価はおおよそ71.3万円です。しかし、坪単価はあくまで標準仕様で建てた場合の目安であり、実際には選ぶ商品やオプションの内容、間取りによって総額は変わります。
たとえば、同じアキュラホームでも「超空間の家」や「AQグラン」などのグレードを選ぶと、広い吹き抜けや大開口の窓を取り入れる分、仕様が変わり坪単価が上がることもあるでしょう。また、平屋を選ぶ場合は基礎や屋根の面積が増えるため、二階建てより坪単価が高めになる傾向があります。
希望する仕様や予算に合わせて、必要な部分はグレードアップしつつ、標準仕様を活かして無理のない計画を立てましょう。
坪単価に含まれる費用と含まれない費用
アキュラホームの坪単価は、家づくりにかかる総費用のうち建物本体工事費だけを指している点に注意が必要です。広告で見る坪単価には、実際に暮らすために必要な付帯工事費や諸経費は含まれていないことが多く、これらは総費用の約3割を占めます。
マイホームの建築にかかる費用割合は以下のとおりです。
費用の種類 | 主な内容 | 総費用に占める割合(目安) |
---|---|---|
建物本体工事費 | 基礎、構造、屋根、内外装、標準仕様のキッチン・浴室など | 約70% |
付帯工事費 | 地盤改良、外構(駐車場・塀など)、給排水・ガス管の引込工事 | 約20% |
諸経費 | 登記費用、住宅ローン手数料、火災保険料、各種税金など | 約10% |
家づくりでは坪単価だけはなく、建物本体工事費や付帯工事費、諸経費の3つの総額で予算を考えることが大切です。
坪数別総額シミュレーション
アキュラホームで家を建てるときの現実的な予算を考えるなら、希望の坪数に平均坪単価を掛けて、さらに1.3倍〜1.4倍で計算するのが目安です。
坪数別の総額を以下のとおりシミュレーションしてみました。
坪数 | 建物本体価格 | 付帯工事費・諸経費 | 総額 |
---|---|---|---|
30坪 | 約2,139万円 | 約642万円 | 約2,781万円 |
35坪 | 約2,496万円 | 約749万円 | 約3,245万円 |
40坪 | 約2,852万円 | 約856万円 | 約3,708万円 |
たとえば、35坪なら建物本体だけで約2,500万円ですが、総額では3,200万円以上かかるケースが一般的です。
また、国土交通省の「誘導居住面積水準」では、4人家族でゆとりを持って暮らすなら約38坪(125㎡)が目安とされています。まずはシミュレーションで自分たちの家族構成やライフプランに合わせた予算感をつかみ、無理のない資金計画を立てることが、後悔しない家づくりにつながります。
アキュラホームの商品別坪単価
アキュラホームが提供している主な商品ラインナップごとに、具体的な坪単価の目安とそれぞれの特徴について詳しく解説します。
商品名 | 坪単価目安 | 特徴 |
---|---|---|
超空間の家 | 約40〜50万円 | 柱のない広いリビングや吹き抜け、大開口の窓が特徴の自由設計 |
超断熱の家プレミアム | 約70万円〜 | 断熱等級7を達成し、冷暖房費を抑える高性能住宅 |
AQグラン | 約67万円〜 | 施主の理想をゼロから形にする自由度の高いモデル |
超空間の平屋 | 約65〜70万円 | ワンフロアの暮らしやすさと開放感が魅力の平屋プラン |
アキュラホームの坪単価は、商品によって異なります。予算や家づくりで重視したいポイントと照らし合わせながら、自分に合った商品を見つけるための参考にしてください。
超空間の家の坪単価は約40〜50万円
アキュラホームの「超空間の家」は、坪単価40〜50万円からとローコストで手頃に検討できる商品です。
超空間の家は、木造住宅でありながら大空間のLDKや大開口窓を実現できるのが特徴です。独自のAQダイナミック構法を採用し、柱や壁をできるだけ減らして広々とした空間をつくれます。
また、8トン耐力壁によって、業界トップクラスの耐震等級3相当を確保しています。さらに、構造・躯体には20年の初期保証があり、万が一大きな地震で全壊・半壊した場合には10年間の地震建替保証がついているのも嬉しいポイントです。
超空間の家は、家族が長く安心して暮らせる高性能住宅を考えている方におすすめです。
超断熱の家プレミアムの坪単価は約70万円〜
「超断熱の家プレミアム」は、坪単価約70万円からで、アキュラホームのなかでも高性能を追求したモデルです。
断熱等級7を達成するための付加断熱、樹脂サッシのトリプルガラス、第一種熱交換換気システムなどが標準仕様に含まれています。他の商品にくらべて初期費用は高くなりますが、冷暖房費を抑えられるため、将来的な光熱費の負担を減らせるのがメリットです。試算では年間の冷暖房費が約2.7万円節約できるとされています。
超断熱の家プレミアムは、健康的で快適な暮らしを求めつつ、長期的なランニングコストを抑えたい方におすすめのプランです。
AQグランの坪単価は約67万円〜
「AQグラン」は、超空間の家を進化させた商品で、坪単価は約67万円からが目安です。
床下や屋根裏、階間などのデッドスペースをしっかり活用して、収納力を最大限に高められるのが特徴です。また、5.28kWの太陽光発電システムが標準装備されているので、毎日の電気代を抑えつつ、環境にもやさしい暮らしが叶います。
収納の多さと省エネ性を両立したい方にとって、AQ Grandは暮らしやすさを後押ししてくれる選択肢といえるでしょう。
超空間の平屋の坪単価は約65〜70万円
「超空間の平屋」は、近年人気が高まる平屋プランで、坪単価は約65〜70万円が目安です。同じ床面積でも二階建てより割高になるのは、基礎と屋根の面積が倍になるためです。
アキュラホームの平屋にはワンフロアならではの暮らしやすさや、天井高2.8mの開放感といった魅力があります。階段がないので家事動線がスムーズになり、小さな子どもから高齢の方まで安心して住み続けられます。
平屋を検討する際には、家族のライフスタイルに合うか、土地の広さも含めて計画してみましょう。
アキュラホームと他社ハウスメーカーの価格比較
アキュラホームと他社大手ハウスメーカーの価格は以下のとおりです。
ハウスメーカー | 平均坪単価(目安) |
---|---|
アキュラホーム | 50万円〜80万円 |
積水ハウス | 70万円~120万円 |
大和ハウス工業 | 80万円~120万円 |
住友林業 | 80万円~110万円 |
ヘーベルハウス | 85万円~120万円 |
ミサワホーム | 80万円~100万円 |
一条工務店 | 50万円~90万円 |
三井ホーム | 110万円~130万円 |
セキスイハイム | 60万円~100万円 |
トヨタホーム | 60万円~130万円 |
アキュラホームは、他社ハウスメーカーと比較して、ローコストでマイホームが建てられます。たとえば、超空間の家は坪単価40万円台から建てることも可能で、価格を抑えたい方におすすめのハウスメーカーといえるでしょう。
アキュラホームのメリット
数あるハウスメーカーのなかからアキュラホームが選ばれる理由、具体的なメリットについて詳しく解説します。アキュラホームの主なメリットは以下のとおりです。
- 完全自由設計でこだわりの家が建てられる
- ローコストで建てられる
- 高断熱・高気密で快適に暮らせる
アキュラホームは、設計の自由度、価格、そして性能という、家づくりに求められる3つのポイントを高いレベルで満たしているのが特徴です。それぞれのメリットを理解することで、アキュラホームの魅力がわかるでしょう。
完全自由設計でこだわりの家が建てられる
アキュラホームの魅力は、施主一人ひとりの暮らしに合わせた完全自由設計ができる点です。間取りを決められるだけでなく、「ガレージに作業スペースがほしい」「買い物をまとめ買いできる大きなパントリーがほしい」など、暮らしの理想を細かく形にできます。
完全自由設計を支えているのが、伝統の木造軸組工法と、独自の高耐力壁である8トン壁です。これにより、柱のない広いリビングや大きな窓のある大空間も叶えられます。
家族の時間や趣味を楽しむために自分らしい家をつくりたい方には、大きなメリットといえるでしょう。
ローコストで建てられる
アキュラホームはただ安い家を建てるのではなく、ムダを省いて賢くコストを抑えた家づくりができるのが魅力です。品質を落とさずに適正価格を実現できるのは、下請けを使わずに職人へ直接依頼したり、建材を全国の工務店と一括仕入れすることで中間コストを削減しているためです。
また、建築時の費用だけではなく、長く安心して暮らせるように、建てた後の修繕費や光熱費を抑える「ライフサイクルコストの低い家づくり」を大切にしています。初期費用を安くするだけでなく、断熱性や耐久性を高めて将来の出費をできるだけ減らす考え方です。
結果的に月々の負担も抑えられ、ずっと家計にやさしい住まいが叶います。
高断熱・高気密で快適に暮らせる
アキュラホームの家は、一年中快適な室温で過ごせる点もメリットのひとつです。標準仕様でZEH水準(断熱等級5)をクリアしているので、寒い冬でも室内の暖かさが逃げにくく、暑い夏もエアコンが効きやすい省エネ性能を備えています。
窓には断熱性の高いアルミ樹脂複合サッシやLow-E複層ガラスを採用し、熱の出入りを抑えることが可能です。さらに、家全体の空気を効率良く入れ替える「全熱交換型第一種換気システム」も標準装備されているため、省エネと快適性を両立できます。
2025年にはZEH率75%を目指していることからも、高い省エネ性能を標準で実現できる住まいづくりに力を入れていることがわかります。
アキュラホームのデメリット
アキュラホームでの建築を検討するうえで、契約前に必ず知っておくべきデメリットや注意点について解説します。主なデメリットは以下のとおりです。
- 施工エリアが限定される
- 工務店によって品質や対応にばらつきがある
メリットとデメリットの両方をきちんと知ったうえで、それが自分の家づくりで許容できるかどうかを冷静に考えることが、家づくりで後悔しないためのポイントです。
施工エリアが限定される
アキュラホームは全国展開をしているとはいえ、どこでも家が建てられるわけではない点には注意が必要です。これは、品質を安定させるために、直営店や提携工務店のネットワークが整っているエリアに限定して事業を行っているためです。
とくに、北海道や四国、九州などには住宅展示場がないため、施工対象外となる可能性があります。まずは、自分が家を建てたい地域が施工可能エリアに含まれているかを公式サイトなどで確認することが大切です。
工務店によって品質や対応にばらつきがある
アキュラホームは、担当する支店や現場チームによって品質や対応にばらつきが出る可能性があります。工務店による差はアキュラホームに限ったことではなく、家づくりには人の要素が大きいからこそ起こりやすい課題です。
営業担当や設計士、現場監督、職人まで、どの人とチームになるかで提案力や仕上がりの丁寧さは変わってきます。だからこそ、契約前に複数の担当者と話して相性を確かめたり、工事が始まったら現場を定期的に見に行ったりすることが大切です。
もし不安がある場合は、第三者の住宅診断(ホームインスペクション)を活用して、客観的に品質をチェックするのも一つの方法です。施主自身が家づくりに積極的に関わることで、マイホーム建築後の後悔を防ぎやすくなります。
アキュラホームの評判・口コミ
ハウスメーカーを決めるときは、実際の住み心地や建てた人の声を知ることが大切です。ここではアキュラホームの良い評判と気になる点の両方を紹介し、強みと注意点をわかりやすくお伝えします。
良い評判・口コミ
アキュラホームの良い評判・口コミには、以下のような声があります。
- 期待していたよりも断熱効果が高い
- 担当者が親身になって提案してくれた
- 少しでも安くなるように提案してくれた
アキュラホームの良い評判でとくに多いのは、やりたいことと予算のバランスを叶えてくれるという点です。アキュラホームが適正価格にこだわり、ただ安さを追求するのではなく、品質との両立を大切にしているからこそ得ている高い評価だと言えます。
悪い評判・口コミ
一方で、アキュラホームの悪い評判には、いくつか気をつけたいポイントもあります。
- 設備の選択肢が少なかった
- 提案が少なかった
- 担当者が数回変わりアフターフォローが受けにくい
悪い評判・口コミのなかでもとくに多いのは、「担当者や現場によって品質にばらつきがある」という声です。注文住宅は営業担当、設計士、現場監督など多くの人が関わるので、チームの連携がうまくいかないと要望が伝わらず、トラブルの原因になることがあります。
安心して家づくりを任せられる信頼できる担当者と出会えることも、満足度につながる大きなポイントといえるでしょう。
アキュラホームの坪単価を抑える方法
アキュラホームで家を建てる際に、以下のポイントを理解しておくと坪単価を抑えられる可能性があります。
- 標準仕様を選ぶ
- 間取りを工夫する
- キャンペーンや補助金を活用する
アキュラホームはコストパフォーマンスに優れたハウスメーカーですが、少しの工夫でさらに総費用を抑えることもできます。これから紹介するポイントを参考にして、納得のいく価格で理想の住まいを叶えましょう。
標準仕様を選ぶ
アキュラホームでコストを上手に抑えるコツは、標準仕様を最大限に活かすことです。こだわりのマイホームを建てるために少しでもよい設備を採用したくなりますが、オプションを追加するほど総費用が高くなります。
家づくりは夢が膨らみやすいですが、「そのオプションは本当に必要?」と一度立ち止まって考えることが、予算オーバーを防ぐポイントです。また、アキュラホームの設備は、大量仕入れによってコストを抑えつつ、品質と価格のバランスが取れた内容が揃っています。
そのため、標準仕様の設備でも十分快適なマイホームが建てられるでしょう。
間取りを工夫する
建物の形や間取りを工夫することで坪単価を抑えられます。たとえば、外観の凹凸が多いと壁や屋根、基礎の面積が増え、材料費や工事の手間がかかってしまい、坪単価が高くなる原因となります。
コスト効率が良いのは、シンプルな四角い形の総二階建てです。1階と2階の面積をそろえることで、外壁や屋根の面積を最小限にできるため、坪単価を抑えられます。
また、間取りの工夫で無駄なスペースを減らすことも大切です。たとえば、廊下を少なくしてリビングを動線の中心にしたり、水回りを一カ所にまとめて配管工事費を抑えたりするだけでも数十万円の節約につながることもあります。
性能を落とさずに坪単価を抑える工夫はたくさんあるので、設計の段階で担当者にしっかり相談してみましょう。
キャンペーンや補助金を活用する
アキュラホームでの家づくりでは、キャンペーンや補助金制度を上手に活用することも大切です。決算期には、特別なキャンペーンで設備のグレードアップやオプションが付くこともあります。
また、国や自治体の補助金制度も上手に活用しましょう。2025年度実施の補助金には以下のようなものがあります。
制度名 | 対象世帯(主な例) | 補助額(主な例) |
---|---|---|
子育てエコホーム支援事業 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 | 長期優良住宅:最大100万円 ZEH水準住宅:最大80万円 |
ZEH補助金 | 全世帯 | 55万円~90万円 |
※出典:子育てエコホーム支援事業、ZEH支援事業
申請には期限や条件があるため、設計の初期段階から利用できる制度をチェックし、申請スケジュールを相談しておくのがおすすめです。
まとめ
アキュラホームの坪単価は約71.3万円です。
ただし、坪単価は本体工事費だけで、実際には付帯工事費や諸費用が2〜3割ほど追加されるため、総額で予算を考えましょう。
アキュラホームは完全自由設計と高い性能を比較的手頃な価格で両立できるのが魅力です。理想の家を予算内で建てるために、標準仕様とオプションをしっかり確認し、他社と比較しながら補助金なども活用して、納得のいく住まいを叶えましょう。