ヤマダホームズで注文住宅を検討しているけれど、坪単価がどのくらいなのか、予算内で理想の住まいが実現できるのか不安に感じていませんか？
この記事では、ヤマダホームズの2025年最新坪単価情報を詳しく解説します。ラシオやフル装備住宅、スマートハウスなど商品別の坪単価や、ヤマダホームズのメリット・デメリットも紹介します。
この記事を読めば、ヤマダホームズの坪単価を正しく理解し、予算と希望をすり合わせた納得感のある家づくりを進められるでしょう。
ヤマダホームズの平均坪単価は約77.5万円
ヤマダホームズの坪単価は、約77.5万円です。しかし、この金額は選ぶ住宅の商品シリーズ、オプション、建築エリアなどによって変動します。
坪単価に含まれる費用や、坪数別建築費用の目安も紹介するので、注文住宅を建てる際の参考にしてください。
坪単価に含まれる費用
ヤマダホームズの坪単価は、家を建てる総費用の約70%～80%にあたる建物本体工事費のことを指しています。具体的には、基礎・構造・屋根・内外装仕上げ、そしてキッチンや浴室などの住宅設備が該当します。
ただし、一般的に坪単価には、以下の費用は含まれていません。
- 地盤改良費
- 外構工事費
- 給排水工事費などの付帯工事費
- 登記費用
ヤマダホームズの場合は、価格に「フル装備住宅」のように家具や家電が含まれるケースもあるため、見積もりの内容をよく確認することが大切です。
坪数別建築費用の目安
坪単価77.5万円、付帯工事費と諸費用を建物価格の30%と仮定して、30坪、40坪、50坪それぞれの総費用をシミュレーションしてみました。
| 坪数 | 建物本体価格の目安 | 付帯工事費・諸費用の目安 | 総費用の目安 |
|---|---|---|---|
| 30坪 | 約2,325万円 | 約697万円 | 約3,022万円 |
| 40坪 | 約3,100万円 | 約930万円 | 約4,030万円 |
| 50坪 | 約3,875万円 | 約1,162万円 | 約5,037万円 |
注：上記の表はあくまで目安であり、実際には個別の条件によって費用が変動します。正確な金額は、ヤマダホームズに見積もりを依頼して確認してください。
実際の総費用は選ぶ商品や仕様、間取りなどによって異なります。そのため、希望する広さやデザインと商品の価格帯を比較し、現実的な予算を立てることが大切です。
ヤマダホームズの商品・タイプ別の坪単価
ヤマダホームズが提供している注文住宅の商品ラインナップと、それぞれの坪単価目安は以下のとおりです。
| 商品名 | 坪単価目安 |
|---|---|
| YAMADAスマートハウス | 約77万円 |
| RASIO（ラシオ） | 約75万円 |
| Felidia（フェリディア） | 約80万円 |
| SxLシグマ | 約65万〜80万円 |
| RASIO F（フル装備住宅） | 要確認 |
| 平屋 | 約80万円 |
商品別に坪単価の目安と特徴を詳しく見ていきましょう。
YAMADAスマートハウスの坪単価は約77万円
YAMADAスマートハウスは、太陽光発電やV2H（自動車と家庭用の電力を補完し合うシステム）、HEMS（家庭のエネルギーを管理するシステム）などの先進技術を標準搭載した高性能住宅で、坪単価はおおよそ77万円が目安です。
太陽光で発電した電力を蓄電池やEV（電気自動車）に活用できるため、光熱費の削減にも期待できます。さらに、スマートフォンで家電を操作できるスマートホーム機能も備え、快適な暮らしを実現できるでしょう。
ただし、太陽光発電システムやEVシステムは導入コストが高くなりやすいため、補助金の活用や長期的な費用対効果を考慮した検討が大切です。
RASIO（ラシオ）の坪単価は約75万円
ヤマダホームズの「RASIO（ラシオ）」は、高い住宅性能とカスタマイズ性を兼ね備えた注文住宅で、坪単価の目安は約75万円からです。
耐震性能では、揺れを軽減する制震ダンパーや、強度を高めるパネル工法を採用し、地震に強い安心の構造を実現しています。また、断熱性能にも優れており、UA値0.37W/㎡Kを目指せるW断熱や樹脂サッシなどを標準装備しているため、冷暖房効率が高く、年間を通じて快適な室温を保ちやすくなります。
さらに、間取りや内装の選択肢も多く、自分らしい住まいを柔軟に設計できる点も魅力です。性能と自由度のバランスを重視する方におすすめのプランです。
Felidia（フェリディア）の坪単価は約80万円
ヤマダホームズの主力シリーズ「Felidia（フェリディア）」は、上質な素材と高性能な標準仕様を備えた注文住宅で、坪単価の目安は約80万円です。
構造には国産ヒノキのJAS構造材（乾燥材）を使用し、耐久性と安定性を高めています。さらに、地震の揺れを抑える制震ダンパーや、吹付断熱による気密・断熱性の強化、ホルムアルデヒドを分解する「ハイクリンボード」などを使用していて、健康と快適性にも配慮しています。
デザインの自由度も高く、こだわりを形にしやすいため、安全性と個性を両立した住まいを求める方におすすめです。
SxLシグマの坪単価は約65〜80万円
ヤマダホームズの「SxLシグマ」は、構造の強さと設計自由度を兼ね備えた注文住宅で、坪単価の目安は約65万〜80万円です。
最大の特徴は、旧エス・バイ・エルの技術を継承した「SxL構法（木質接着パネル構法）」を採用している点です。建物を6面体構造で支える強固な構造により、地震や台風にも強く、耐震等級3にも対応しています。
構造の強さを確保しながら、柱の少ない広い空間設計や大開口の窓プランも実現できるため、開放感のある住まいを叶えられます。将来的なリフォームの柔軟性も高く、長く快適に暮らせる住まいを求める方におすすめの商品です。
RASIO F（フル装備住宅）の坪単価は要確認
ヤマダホームズの「RASIO F（ラシオ エフ）」は、基本性能に優れた「RASIO」シリーズをベースに、家具・家電・照明・カーテンなどを標準装備したフル装備住宅です。
ただし、誕生したばかりの商品であるため坪単価に関する情報は、お近くの展示場や営業担当者に直接問い合わせるなどして確認する必要があります。
入居時の手間や初期費用を軽減できる点で、設備選びに不安がある方や新生活をスムーズに始めたい方にはおすすめの選択肢となります。
平屋の坪単価は約80万円
ヤマダホームズで平屋住宅を建てる場合、坪単価の目安は約65万〜80万円です。ただし、商品シリーズやオプション内容によって価格は大きく異なります。
一般的に、平屋は基礎や屋根の面積が広くなるため、同じ延床面積の2階建てより坪単価が高くなる傾向がある点も知っておきましょう。たとえば、延床30坪なら、平屋では基礎と屋根が30坪分必要ですが、総2階建てなら各15坪で済みます。
平屋は生活動線がシンプルで、家族のコミュニケーションが取りやすい点が魅力です。バリアフリー性にも優れており、将来を見据えた住まいとして人気があります。
ヤマダホームズで実際に家を建てた人の評判・口コミ
「実際に建てた人はどう感じているの？」「良い点も悪い点も事前に知っておきたい」と思っている方にとって、経験者の声はハウスメーカー選びの参考になります。
ネット上にはさまざまな意見がありますが、ひとつの情報に偏らず、複数の視点からバランスよく判断することが大切です。
参考情報として、ヤマダホームズで実際に注文住宅を建てた方の評判や口コミについて紹介します。
良い評判・口コミ
ヤマダホームズで実際に家を建てた方の口コミには、以下のような声があります。
- 担当者が迅速かつ丁寧に対応してくれたので、不安なく家づくりを進められた
- エアコンやカーテンがついての坪単価だったので、他メーカーより安く建てられた
- トラブルにも迅速に対応してくれた
ヤマダホームズで家を建てた方からは、コストパフォーマンスの良さや標準装備の充実、営業担当者の丁寧な対応が高く評価されています。
たとえば、細かな要望にも親身に対応し、専門的な提案をしてくれる担当者への信頼も満足度につながっています。
さらに、同価格帯の他社と比べて住宅性能に優れていると実感する声もあり、価格と品質のバランスに納得している方が多いのが特徴です。
悪い評判・口コミ
一方で、ヤマダホームズで家を建てた方のなかには、以下のような声も確認できました。
- 細かい部分の説明が不足しているように感じた
- 要望は聞いてくれたが、それ以上の良い提案や改善点などのアドバイスがなかった
- 打ち合わせ内容が反映されていなかった
営業や設計担当者の対応には個人差があるため、すべての施主が満足できるとは限りません。
トラブルを防ぐためには、疑問点があればその場でしっかり確認し、打ち合わせ内容を文書で残しておくことがおすすめです。また、担当者の対応や相性にも注目し、少しでも不安を感じた場合は、早めに担当変更を相談するのもひとつの方法です。
ヤマダホームズのメリット
ヤマダホームズで家を建てる際の主なメリットは以下のとおりです。
- 家具・家電付きの家が建てられる
- 商品ラインナップが豊富
- ヤマダ電機グループの安心感
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
家具・家電付きの家が建てられる
ヤマダホームズの魅力の一つが、家具・家電付きの住宅プランを選べる点です。
とくに「フル装備住宅」では、ソファやダイニングセット、冷蔵庫、エアコン、洗濯機など、暮らしに必要なアイテムがパッケージ化されており、入居時の費用や手間を削減できます。
ヤマダ電機グループの強みを活かし、家の購入と同時に生活空間までトータルで整えられるため、新婚家庭や忙しい方、住宅購入がはじめての方にも好評です。
セット内容や家電のグレードはプランによって異なるため、事前の確認と比較が大切になります。
商品ラインナップが豊富
ヤマダホームズが多くの方に選ばれる理由の一つが、豊富な商品ラインナップです。性能重視の方からコストを抑えたい方、デザインにこだわりたい方まで、幅広いニーズに対応できるプランが揃っています。
これは、旧エス・バイ・エルやヤマダ・ウッドハウスといった住宅会社のノウハウを引き継ぎ、ヤマダ電機グループの強みと融合させてきた背景によるものです。
主な商品としては、ヤマダホームズの人気商品で上質な標準仕様が特徴の「Felidia（フェリディア）」、太陽光発電システムなどを搭載した先進の「YAMADAスマートハウス」、独自の高耐震構法と設計自由度を誇る「SxLシグマ」などがあります。
価格帯や性能、デザインに応じて多彩な選択肢があり、自分に合った理想の一棟を見つけやすくなっています。
ヤマダ電機グループの安心感
ヤマダホームズは、家電量販大手のヤマダ電機を傘下に持つ「ヤマダホールディングスグループ」の住宅ブランドです。大手グループの一員として、安定した経営基盤を活かし、建築中のサポートから引き渡し後の点検・保証まで、長期的に安心できる体制が整っています。
また、グループの強みを活かしたサービスも魅力です。たとえば「フル装備住宅」では、ヤマダ電機の家電や家具をセットで導入できるうえ、ヤマダNEOBANKの住宅ローンを利用することで、金利優遇などの特典が受けられる可能性もあります。
信頼性の高い大手グループのサポートを受けながら、安心してマイホームづくりを進められる点は、ヤマダホームズならではの大きな強みです。
ヤマダホームズのデメリット
ヤマダホームズで家を建てる際の主なデメリットは以下のとおりです。
- 担当者によって提案力に差がある
- ZEH住宅の普及率が低い
理想のマイホームを建てるためには、良いところだけでなく、不安に感じるかもしれない点も把握し、あらかじめ対策を考えておくことが大切です。
担当者によって提案力に差がある
ヤマダホームズでは、営業や設計の担当者によって提案の質や対応の丁寧さに違いが見られることがあります。
「親身に相談に乗ってくれた」「期待以上のプランを提案してもらえた」といった好意的な声がある一方で、「要望がうまく伝わらなかった」「専門的な質問に明確な答えが返ってこなかった」と感じる方もいます。
スタッフの経験や得意分野、そして施主との相性によって、打ち合わせの進め方や提案内容に差が出るのは、ある程度避けられないことです。
家づくりは長期にわたるプロジェクトだからこそ、「この人なら任せられる」と思える担当者を見極めることが大切です。もし不安や不満がある場合は、早めに担当者の変更を相談することも検討してみてください。
ZEH住宅の普及率が低い
ヤマダホームズでは、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）に対応した住宅商品も取り扱っています。ただし、他の大手ハウスメーカーと比べると、全体的な普及率はやや低めです。
ZEH仕様の住宅は建築コストが高くなる傾向がある一方で、ヤマダホームズが幅広い価格帯の商品を提供していることが影響しているといえるでしょう。
とはいえ、ヤマダホームズは2031年度までにZEH普及率50%という目標を掲げており、取り組みは年々強化されています。ZEH住宅には光熱費の削減や補助金の活用といったメリットもあるため、興味のある方は、追加費用や性能の違いをしっかり確認しておくことが大切です。
他社のプランとも比較しながら、自分にとって最適な選択肢を見極めていきましょう。
ヤマダホームズの坪単価を抑える方法
ヤマダホームズで家を建てる際に、少しでも坪単価を抑えるためには以下のような方法があります。
- 間取りを工夫する
- フル装備住宅でコストを抑える
- キャンペーンや補助金を活用する
ポイントを抑えることで、価格と理想とのバランスの取れたマイホームが建てられるでしょう。
間取りを工夫する
注文住宅の費用を抑えるためには、間取りの工夫が大切です。
たとえば、凹凸の少ない箱型の総二階建てにすることで、屋根や外壁の面積を最小限に抑えられます。その結果、使う建材や施工にかかる手間が減り、建築コストの削減につながります。
また、広すぎる廊下や使わない部屋を避けて、必要な部屋数と広さに絞ることで、延床面積をコンパクトにまとめることもポイントです。さらに、水回りを一か所にまとめて配管を短くしたり、窓やドアの数を必要最小限に調整したりするのも、効果的な方法といえます。
予算内で満足のいく住まいを目指すためにも、具体的な要望や優先順位を担当者にしっかり伝えることが大切です。
フル装備住宅でコストを抑える
ヤマダホームズの「フル装備住宅」は、家具や家電があらかじめセットになった住宅プランです。エアコンや全室照明、カーテンはもちろん、ソファやベッド、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電も含まれており、新生活に必要なアイテムをまとめてそろえられます。
個別に購入する手間が省けるうえ、ヤマダ電機グループならではの大量仕入れによって、価格を抑えられているのも魅力です。家電や家具の購入費用も住宅ローンに組み込めば、まとまった自己資金を用意する必要がなく、初期費用の負担を軽減できる点もメリットといえるでしょう。
とくに、はじめてマイホームを購入する方や、準備にあまり時間をかけられない方にはフル装備住宅がおすすめです。ただし、セット内容はプランによって異なるため、契約前に仕様や価格をしっかり確認しておくことが大切です。
キャンペーンや補助金を活用する
ヤマダホームズで建築費用を抑えたい場合は、期間限定のキャンペーンや補助金制度を活用することがポイントです。
たとえば、契約時の特別割引や、太陽光発電や高効率設備の無償グレードアップ、オプション費用の一部サービスなど、お得な特典が用意されていることがあります。キャンペーン情報は、ヤマダホームズの公式サイトや住宅展示場で確認しましょう。
さらに、国や自治体が実施する補助金制度を活用することで、費用負担を大きく軽減できる場合もあります。「ZEH支援事業」や「こどもエコすまい支援事業」などが代表的で、条件を満たせば数十万円以上の補助が受けられるケースもあります。
ただし、補助金制度は毎年内容や申請条件が変更されることがあるため、検討時には最新情報をチェックすることが大切です。住宅会社の担当者に確認したり、国土交通省や各自治体の公式サイトを活用したりして確認しておきましょう。
まとめ
ヤマダホームズの坪単価は、約77.5万円です。
実際の建築費用は、選択するプランや仕様、オプション、地域によって大きく変わるため、見積もりの確認や複数プランの比較が大切です。
本記事では、各商品の坪単価だけでなく、坪単価に含まれる費用の内訳や、延床面積ごとの費用シミュレーション、さらにコストを抑えるための間取りや設備選びの工夫についても詳しく解説しています。また、実際にヤマダホームズで家を建てた方の口コミや、メリット・デメリットもあわせて紹介しています。
お伝えした情報をもとに、ご自身の予算やライフプランと照らし合わせながら、納得できる住まいづくりを進めていきましょう。
