「中庭のある家」 宮崎でこだわりの家づくり相談

宮崎で開放感とプライバシーを両立！中庭のある家の魅力を紹介

南国の温暖な気候に恵まれた宮崎県では、中庭のある家に注目が集まっています。30代～40代の子育て世帯を中心に、「外からの視線を気にせず開放的な空間を楽しみたい」「家族や子どもが安心して遊べるプライベートな庭が欲しい」といった声が増えてきました。

中庭は家の中にいながら自然を感じられる贅沢な空間であり、周囲からしっかりと遮蔽されるため、宮崎のように日差しが強い土地でも快適さとプライバシーを両立できます。一年を通して中庭を活用しやすいのも特徴で、プライベートなアウトドア空間が暮らしの楽しみを広げてくれます。

宮崎の住宅では平屋や平屋感覚の間取りも人気ですが、建物が横に広がる分、室内の採光や通風が課題になることもあります。そこで今、中庭のある家が解決策として注目されています。家の中央に中庭を設けることで各部屋に自然光と風を取り込みやすくなり、閉鎖的になりがちな平屋や奥行きのある間取りでも明るく快適な住空間を実現できます。

以下では、中庭のある家の基本的な特徴からメリット・デメリットまで、宮崎で理想の住まいを実現するために押さえておきたいポイントを詳しく解説します。

中庭のある家とは

「中庭のある家」とは、建物の配置によって屋内にプライベートな庭（中庭）を設けた住宅のことです。外部からは一見わかりにくい位置に庭を設けるため、外からの視線を遮りつつ光や風を取り込める点が特徴です。敷地や間取りに応じて中庭の形や配置にはいくつかのパターンがあります。代表的な中庭のデザインには主に以下の3種類があります。

コの字型の中庭

「コの字型」は建物の三方向を壁に囲まれ、残る一方向が開放された形の中庭です。建物にコの字状に囲われていますが一辺は開いているため、視覚的な広がりと開放感が得られるのが魅力です。壁に囲まれる面が少ない分、外部からの光や風を取り入れやすく、家全体を明るく保ちやすい設計と言えます。また開放された1面が道路や隣家に直接面していないケースが多く、適度なプライバシーも確保できます。

ロの字型の中庭

「ロの字型」は建物の四方向すべてに囲まれた、完全に内部に閉じた中庭です。家の中心にぽっかりと空いた空間ができ、周囲からの視線を完全に遮断できるプライベート性の高さが最大の特徴です。

リビングや寝室に面した中庭にウッドデッキやテラスを設ければ、外部の目を気にせず開放的に過ごせる家族だけのリラックス空間となるでしょう。ただし、四方を建物で囲む構造上、雨水の排水計画や湿気対策には工夫が必要です。水はけをよくする排水設備が不可欠であり、その分建築コストが他の形状に比べやや高くなる傾向があります。

L字型の中庭

「L字型」は建物の二方向で中庭を囲み、残りの二方向が開けた形の中庭です。コの字型とロの字型の中間のようなデザインで、比較的コストを抑えやすい点がメリットです。建物に囲まれる辺が2面と少ないため施工面積も小さく、限られた敷地でも採用しやすいでしょう。

またL字型は将来的に増築やプラン変更でコの字型・ロの字型へと発展させやすい柔軟性も持ち合わせています。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて中庭を拡張したり、レイアウトを変更したりといった対応が比較的容易な点も、L字型の魅力です。

中庭のある家のメリット

宮崎で中庭付きの住宅を検討するうえで、以下のようなメリットがあります。

採光と通風で明るく快適な住まい

中庭を設けることで建物内部に十分な光と風を取り込むことができます。周囲を建物で囲む形でも、中庭に面した窓から自然光が差し込み、家の中心部まで明るく保てます。日中は照明に頼らず過ごせる時間が増え、省エネルギーにもつながります。

また中庭を通じて各室に風の通り道ができるため、宮崎の暖かい季節でも屋内に爽やかな風通しを感じられる快適な住環境を実現できます。夏場でも夜間に窓を開けて風を通しやすく、エアコンに頼りすぎない省エネな暮らしにも貢献します。

プライバシーを確保した開放的な空間

中庭の最大の魅力はプライバシーの確保です。通常の庭だと隣家や通行人からの視線が気になりますが、建物に囲まれた中庭なら外部から覗かれる心配がほとんどありません。塀や植栽で囲わなくてもプライベートな屋外空間が手に入るため、庭でくつろいだり趣味を楽しんだりする際も安心です。

周囲に気兼ねせず開放的に過ごせる中庭は、都市部でも郊外でも家族のリラックススペースとして大きな価値を持ちます。人目を気にせず洗濯物を干したり趣味のアウトドアリビングを楽しんだりできるのも、中庭ならではの利点です。

防犯性の向上

建物で取り囲んだ中庭は、外部から直接アクセスできない構造になります。そのため防犯性が高い点もメリットの一つです。特にロの字型の中庭は四方が壁で囲まれているため、外部から侵入者が入り込む経路が限られます。

窓を開けていても外から手が届きにくく、人目につかない分泥棒にも狙われにくいでしょう。中庭があることで家全体が一種の要塞のようになり、防犯上の安心感を高めてくれます。仮に中庭に面した掃き出し窓を開け放していても、敷地外から直接侵入することは難しく、常に塀で囲われているような状態になるため泥棒への抑止力にもなります。

家族の憩いと子ども・ペットの安全な遊び場

中庭は家族にとって憩いの場となり、子どもやペットの遊び場としても最適です。道路に面した庭と異なり車の往来を気にせずに済むため、小さな子どもを安心して遊ばせることができます。

ボール遊びやプール遊びをしても道路に飛び出す心配がなく、親の目が届きやすい範囲で存分に遊ばせられるでしょう。またペットにとっても安全に走り回れる屋外空間となり、ストレス発散や運動不足の解消にも役立ちます。バーベキューやガーデニングを楽しむプライベート空間としても、中庭は家族のライフスタイルを豊かにしてくれるでしょう。

中庭のある家のデメリット・注意点

メリットの多い中庭付き住宅ですが、計画にあたってはデメリットや注意すべき点も理解しておく必要があります。中庭のある家づくりを進める前に、以下のようなポイントに気を付けましょう。

建築コストが割高になりやすい

中庭を設けるぶん、どうしても建築コストは割高になる傾向があります。建物の外周が増えて壁面積や基礎工事が増加するため、材料費・施工費が通常のプランよりかさみがちです。

特にロの字型（完全中庭）やコの字型のように囲む面が多いデザインでは、その傾向が顕著になります。また防水対策や排水設備の設置など中庭特有の工事も必要となり、これらも費用増につながります。

一般的に建築費用はL字型、コの字型、ロの字型の順に高くなる傾向があり、複雑な形状ほどコストがかかります。十分な中庭空間を確保するためには敷地にも余裕が必要となり、土地代を含めたトータルコストにも注意しましょう。

メンテナンスの手間がかかる

中庭を維持する上ではメンテナンスの手間も考慮しなければなりません。屋根がない中庭部分には落ち葉や埃がたまりやすく、定期的な掃除が欠かせません。植栽を設ければ水やりや剪定など庭のお手入れも必要です。

また中庭に面する外壁やウッドデッキは雨風に晒されるため、通常の外壁同様に定期的な塗装や補修が発生します。ロの字型の場合は特に排水口の詰まりやすさに注意し、こまめな清掃と点検を行いましょう。

適切な維持管理を怠ると、せっかくの中庭が汚れたままになってしまうだけでなく、住宅自体の劣化を招く恐れがあります。

居住スペースが減る可能性

敷地面積やプランによっては、中庭を設けることで室内の居住スペースが減少する場合があります。中庭分のスペースを建物内に確保するため、同じ延べ床面積でも部屋の広さや数が少なくなる可能性があるのです。

特に限られた敷地で中庭のある家を建てる場合、各部屋の配置や広さに制約が出やすくなります。家族の希望する間取りや収納計画を実現するには工夫が必要でしょう。中庭の魅力と室内空間のバランスをとるためにも、早い段階からプランニングに時間をかけ、必要に応じて柔軟な設計変更を検討することが大切です。

温度・湿度管理や虫対策への配慮

中庭のある家では室内環境への配慮も重要です。開放感と採光を得られる反面、中庭に面した窓が増えることで夏の暑さや冬の寒さに影響することがあります。宮崎のように日差しが強い地域では、中庭にも日陰を作る工夫や断熱性の高い窓サッシの採用、全館空調システムの導入などで快適性を保つ対策が有効です。

また中庭は屋外とつながる空間のため、湿気や虫への対策も考えておきましょう。排水設備を適切に設計して雨水が滞留しないようにし、防虫網や蚊取り線香などで虫の侵入・発生を抑える工夫も必要です。

これら環境面のケアを怠ると、「中庭があるせいで夏に蚊が増えた」「湿気がこもってカビが発生した」といった不満につながりかねません。たとえば、中庭部分の地面をタイル貼りやコンクリート土間にして排水性を高める、日当たりを確保して湿気をこもらせない、虫の発生源となる水溜りを作らないようにする等、設計段階での工夫も重要です。

快適な中庭ライフのために、温熱環境や衛生面への配慮を忘れないようにしましょう。

中庭の設置費用

中庭のある家を建てる場合、一般的な注文住宅に比べて設計や施工に追加コストが発生します。たとえば建物をコの字型やロの字型などにすることで外壁や基礎部分が増えたり、中庭部分にウッドデッキやタイル舗装、排水設備などを設ける必要があるためです。

また、中庭の広さや設備仕様（照明・水栓・植栽・外部コンセント等）によっても費用は変動しますが、標準的な規模（約6〜10帖）の中庭を設ける場合は本体価格に加えて約150万円〜400万円程度が相場の目安です。

このため、建築コスト全体では坪単価で約5万円〜10万円程度の上昇を見込んでおくと良いでしょう。

宮崎県の中庭付きの家の建築価格と坪単価

宮崎県で中庭付きの家を建てる場合の建築価格と坪単価を紹介します。坪単価は約65万円〜70万円です。本体価格の目安は、30坪で約1,950万円〜2,100万円、35坪で約2,275万円〜2,450万円、40坪で約2,600万円〜2,800万円となっています。

中庭を追加した場合は、その分の費用が加算されるため、坪単価は約70万円〜80万円程度に上昇します。以下に中庭付きの家を建てる場合の価格例を紹介します。

※中庭の施工費用は、住宅の形状（L字・コの字・ロの字など）や規模・設備仕様によって増減します
※本体価格に外構費・付帯工事費・諸費用・土地代は含まれていません
※坪単価はオプション内容や建築地の条件などにより大きく変動します

宮崎で中庭のある家に対応した住宅会社を選ぶポイント

中庭のある家を理想通りに実現するには、設計力・提案力のある住宅会社や工務店選びがとても重要です。宮崎で住宅会社を選ぶ際は、単に価格やデザインだけでなく、「中庭付き住宅の施工実績が豊富か」「プランの柔軟な対応ができるか」「宮崎の気候・風土に合った家づくりが得意か」といった点に注目しましょう。

中庭の設計には通風・採光・排水・メンテナンスの工夫など専門的なノウハウが必要です。実際に中庭付き住宅の完成事例が豊富な会社なら、家族構成や敷地条件に合った最適な中庭プランを提案してくれるはずです。また、現地見学会やモデルハウスで「中庭空間の実物体験」ができる会社なら、住み心地や動線も確認できて安心です。

さらに、宮崎特有の強い日差しや台風などへの配慮、耐久性や断熱・気密性能、アフターフォロー体制が充実しているかも重要なポイント。中庭の魅力を最大限に活かし、将来まで快適に住める家づくりを目指すなら、信頼できる住宅会社とじっくり相談することをおすすめします。

中庭のある家はどんな暮らしをしたい人に向いてる？

中庭のある家は、プライバシーを大切にしながら開放的な暮らしを楽しみたい方や、家族との時間を大事にしたい方に特におすすめです。

たとえば「人目を気にせず、子どもを庭で思いきり遊ばせたい」「家にいながらアウトドアやバーベキューを楽しみたい」「自然の光や風を感じながらくつろぎたい」「ペットと安心して暮らせる環境をつくりたい」といった希望がある方にぴったりの住まいです。

また、平屋やコンパクトな敷地で明るく開放的な家を求める方、リビングから庭を眺める癒やしの空間を作りたい方、家族のプライベートスペースと団らんスペースを両立したい方にも、中庭付き住宅は多くのメリットをもたらします。

一方で、こまめな掃除やメンテナンスも必要になるため、住まいを自分たちで手をかけて大切にしたい方、家の個性や暮らし方にこだわりたい方にも中庭のある家は向いています。

まとめ

中庭のある家は、プライバシー性と開放感、自然との調和を両立できる魅力的な住まいです。宮崎の温暖な気候とも相性が良く、家族やペットが安心してのびのびと過ごせる環境を実現できます。

一方で、設計やメンテナンス、予算面など注意すべき点もあるため、実績ある住宅会社と相談しながら、ご家族に合った最適な中庭プランを考えることが大切です。

理想の家づくりの第一歩として、まずは資料請求やモデルハウスの見学などを通して、あなたの希望やライフスタイルに合った住宅会社・工務店をじっくり選びましょう。中庭のある家で、宮崎らしい豊かな毎日を手に入れてください。

まずは気になる会社の資料請求をしてみましょう

「この会社のプラン、良さそうだけど詳しく知りたいな…」と思ったら、まずは気になる住宅会社に資料請求をしてみましょう。パンフレットや施工事例集を取り寄せて比較することで、各社の提案するプランや予算感、自分たちの希望との相性が具体的に見えてきます。3〜7社程度を目安に資料請求し、じっくり検討するのがおすすめです。

各社のカタログには間取り図や設備仕様、価格例など情報が満載です。家族で目を通しながら「このプランなら中庭も作れそう」「この会社はデザインがおしゃれだね」と話し合うのも、家づくりの第一歩として有意義な時間になります。

また、内ではモデルハウス見学会や完成住宅内覧会を随時開催している会社も多数あります。

気になる会社があれば、ぜひ見学予約や個別相談会に参加してみてください。実物を見ることでプランへの理解が深まり、担当者に直接質問することで不安も解消するはずです。

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